割り菱と武田菱の作図(六つ割り応用)

割り菱と武田菱の作図(六つ割り応用)

Gari

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「わりびし」と「たけだびし」は本来同紋だが、現在は間隔が狭いものを武田菱とよぶ(高澤等著「家紋の事典」参考) 菱の割り方は泡坂妻夫著「家紋の話」を参考にしている。菱から武田菱まで今回は六つ割りを応用している。 ・泡坂方式で菱の高さを求める ・基本円を六つ割りし、基本円の半径を二等分する垂線を引く ・この垂線が菱の各辺と交差する点を対角線て結ぶと菱が四等分割される 菱を構成する各線を細く描けば「武田菱」、太く描けば「割り菱」の下絵が完成する。なお、線の太さに(これが完成図の菱と菱の間隔の幅となる)具体的な数値の決りはない。作図者の美的センスによって決められる。そのセンスが支持された図柄は永く生き残っていくと思う。 家紋の作図にはその過程にいくつかの方法がある一例としてこれを紹介した。補足だが、家紋の作図においては作図者の美的センスが全てにおいて自由であるわけではない。菱の場合、その角度には決りがある。これは必ず守って作図しなければならない。だから「菱の割り図」がある。これを守るから美しい菱となる。ここに家を象徴する家紋の伝統とは別の意味での家紋の伝統があり、それが紋割だ。

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